【インド】バンガロール基本情報
バンガロールは南インド、カルナタカ州の州都です。近年では多くの世界的IT企業が拠点を構え、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれています。また、インド政府の後押しもあり、バンガロールでは毎年多くのスタートアップが誕生しています。
バンガロールの魅力その1:過ごしやすい環境
空気が比較的きれい
他のインドの大都市と比べると大気汚染の影響は少なく、空気は比較的きれいです。晴れた日が多く、洗濯物も問題なく外に干せます。
気候
標高約920mの高原に位置するバンガロールは、年間を通じて穏やかな気候が特徴です。平均気温は16°Cから34°Cの範囲で、13°C未満や37°Cを超えることはほとんどありません。涼しく快適な気候から「インドの軽井沢」とも呼ばれています。
自然豊か
市内には大きな公園が多く、街中でも自然を楽しむことができます。早朝には多くの人が散歩やエクササイズをしており、朝6時でも公園はにぎわっています。
治安
南インドの人々は穏やかだと言われており、バンガロールもインドの中では比較的治安が良いとされています。観光地というよりもビジネス都市であるため、しつこい客引きなども少なく、落ち着いた雰囲気です。
バンガロールの魅力その2:豊かな食生活
ローカルフード
南インドのカレーは「サウスインディアンミールス」と呼ばれ、さらさらとした野菜スープのようなカレーが特徴です。バナナの葉の上にご飯やチャパティ、野菜の付け合わせが盛られて提供されます。
また、軽食「ティファン」も充実しており、クレープのような「ドーサ」や、揚げドーナツのような「VADA」など、安くておいしいローカルフードが豊富です。チャイやコーヒーも10ルピー(約17円)ほどと手頃で、朝の屋台文化も健在です。
洋食
宗教上の理由から牛肉の提供が制限されているインドですが、バンガロールでは一部の高級レストランで牛肉料理を提供しているところもあります。700ルピー(約1,200円)ほどでシャトーブリアンを楽しめる店もありますが、これは例外的なケースです。
和食
バンガロールには日本食レストランもあり、刺身、チキン南蛮、肉うどんなどが楽しめます。ホワイトフィールド地区には寿司を提供する店もあり、日本人駐在員にも人気です。
チベット料理
1959年のダライ・ラマ法王の亡命以降、インドには多くのチベット人が移住しており、バンガロールにもチベット料理店を営む人々がいます。チベット料理はあっさりとした味付けで、日本人にも親しみやすい味です。
カフェ
バンガロール発のコーヒーチェーンもあり、Wi-Fi完備のカフェではビジネスミーティングやリモートワークをする人の姿も多く見られます。
お酒
インドでは州によってお酒の販売が制限されていることもありますが、バンガロールではレストランやバーでお酒を楽しむことができます。インドの中でも比較的自由にお酒を楽しめる都市の一つです。
バンガロールの魅力その3:インドのシリコンバレー
大手IT企業拠点
バンガロールには以下のような工業団地が整備されており、情報インフラや外国人向けの住宅・モールも充実しています。
インド・ソフトウェア・テクノロジー・パーク(STPI)
国際テクノロジー・パーク(ITPL)
エレクトロニクス・シティ
かつてはアメリカ企業の下請けとして下流工程を担っていたインドのIT業界ですが、現在では上流工程も手がけるようになり、トヨタ、ソニー、ホンダなどの日本企業に加え、Google、Microsoft、Intel、Samsung、Meta(旧Facebook)など、350社を超える外資系企業が拠点を構えています。
スタートアップ
インドはアメリカ、中国に次ぐ世界第3位のスタートアップ大国であり、その中心地がバンガロールです。多くのグローバル企業が拠点を置くこの都市では、働く人々がグローバルな製品開発能力を身につけ、起業するケースも増えています。
優秀な人材
国内のソフトウェアプログラマーのうち、100万人以上がバンガロールにいるとされており、インド工科大学(IIT)やインド理科大学院(IISC)などの一流大学からは、優秀なエンジニアが多数輩出されています。このままの成長が続けば、バンガロールは世界最大のIT拠点になるとも言われています。
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