1. アジアで働く
外務省が毎年発表する在留邦人調査の2023年度分によれば、海外長期滞在者の43%をアジアが占め、次いで北米が29%、西欧が19%の順になっており、この3地域で全体の約9割を占めています。
さらに国別に見てみると、日本人が多く住む国として、TOP20以内に中国、タイ、韓国、シンガポール、台湾、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどが入っています。
2. アジアで生活することの良さ
距離が近い
距離的な面では、例えば、韓国のソウルを取り上げると、飛行機で大阪から2時間弱、東京からでも2時間半程しかかからないのに加え、フライトの数も多く、急遽日本に帰らなくてはいけない場合などにも柔軟な対応が可能です。東京からタイのバンコクまでは約6時間30分、インドのニューデリーでも約9時間と、アジア内での移動は思ったよりも短時間で済むため、ビジネスや旅行においても非常に便利です。最近では、多くのLCC航空会社が日本とアジア間を運航しており、地方都市までの航路も拡大しています。
日本と比べて物価が安い
アジア圏の国々は、日本と比べて物価が安いことが多いです。例えば、インドでは700mlの水が20ルピー(日本円で約32円)で購入でき、タイではタクシーがリーズナブルな価格で利用できます。また、ベトナムやインドネシアでも、物価が安く生活コストを抑えることが可能です。シンガポールは東京と同レベルの物価ですが、アジアの国々では日本と比べて生活コストが約1/2から2/3程度で済むことが多いです。
3. アジアで働くことのメリット
タフさが身につく
アジアのほとんどの国は発展の途上にある、いわゆる新興国。先進国の日本とは置かれている環境が違います。
経済成長が著しい新興国では、あらゆることがものすごい勢いで変化しています。また、その中で生きる人たち、企業も可能性とエネルギーに満ち溢れています。
そのような環境下で生きていくためには自ずと「タフさ」が必要になります。日本語が通じず言葉が不十分な中、自ら環境を切り開いていく経験は、長い人生において、何事にも代えがたい財産となります。
英語、そして第三言語を含めた語学力が身につく
職種によってばらつきはありますが、海外で働くならば、日常会話以上の英語力が必要になります。仲間とのコミュニケーション、顧客との会話を通じて鍛えられる英語力はまさに生きた英語と言えるでしょう。
また、アジアの場合は「現地語」が必要なことも少なからずあります。第三言語となる現地語をマスターしてしまえば「トリリンガル」となり労働市場価値が上がります。
仮に英語が不十分でも、アジア各国の現地の言葉を操れることは、これからの時代を生きる上で大きな力となることでしょう。
アジアの新興国の経済成長が著しい
アジア圏の経済成長の背景には人件費の安さがあります。
人件費を安く済ませることで製品自体の価格を抑え外国に輸出する。輸出によって得た外貨で設備投資などを行なうことでさらに生産性上げるといった「輸出と投資の好循環」により発展しています。
多くの日系企業がアジア進出したこともあり、日系企業の求人も多く、駐在員、現地採用含めて働く日本人の数は引き続き、増加傾向にあります。
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