【シンガポールで働きたい人必見】シンガポール転職・就職の実情
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日本人のシンガポールの転職・就職について
まず、シンガポールでは非居住者でも応募が可能な求人の傾向を業界別と職種別にご紹介します。業界の傾向を見ると大きな差はなく、比較的均等に各業界から求人が出ています。ただし、共通している傾向としては、日系企業を対象とした求人が多く見られる状況です。次に職種の傾向を見ていきます。約3割の求人が管理職やマネジメント層向けになっています。その他にもIT、経理、金融、保険、コンサルタントなどの職種で求人があります。シンガポールはアジアの中でも就労ビザの取得が厳しい国であり、そのため求人の傾向が非常にニッチ化しています。特定の業界で特定の経験年数を持った方が求められるケースが多いです。そのため、管理職や専門職の人材に対する需要が高くなっています。
シンガポールでの就労ビザについて
Employment Pass(EP)
年齢と学歴に応じてシンガポール政府が定めた月収の最低基準額を上回るオファーがあった場合に取得が可能なビザです。しかし、EPの取得は近年難しくなっており、シンガポール政府が定める最低基準額と実際のマーケット相場の差が大きいためです。例えば、東京大学卒で23歳の社会人経験がない方であっても、月収50万円以上のオファーが必要となります。このような例からもわかるように、EPの取得は非常に厳しいものとなっています。Sパス(S pass)
取得には企業が一定の層のローカル人材を雇用している場合にのみ、一定の枠を持っている必要があります。シンガポール政府は1社でのSパス採用枠に制限を設けており、採用枠をすでに使い切っている企業ではSパスの採用ができません。したがって、Sパスを取得するためには、企業がSパスの採用枠を持っているかどうかを確認することが重要です。配偶者ビザ(Dependent's Pass(DP))
DPを持っている配偶者は、別途ワークパーミット(Work Permit、WP)を取得することで、シンガポールでの就労が許可されます。DPは、シンガポールに住むシンガポール市民または永住者の配偶者や未婚の子供など、特定の家族メンバー向けのビザです。このビザを持つ配偶者は、ワークパーミットを取得することで、シンガポールでの就労が可能になります。ただし、配偶者ビザ(DP)とワークパーミット(WP)を併用してシンガポールでの就労をするには、いくつかの条件があります。※具体的な要件や手続きについては、シンガポールの移民当局や労働省で最新の情報を入手しアドバイスを受けることが重要です。
シンガポールでの転職成功事例
20代後半の物流会社でセールスアシスタントとして働いていた方がシンガポールで不動産業界に転職し、同じ職種で就労を成功させた事例があります。この方は、元々海外で働くことに興味を持っており、留学や語学学習などを積極的に行っていました。その背景を活かし、シンガポールでも英語を使える環境で働きたいと考えていたため、不動産業界を選択しました。シンガポールでの就職活動は、友人の紹介をきっかけに始まりました。しかし、就労ビザの関係もあり、内定までには時間がかかりました。しかし、最終的には当社から紹介された不動産会社での面接に臨んだ際、長年にわたる自己研鑽と英語力の高さが評価され、内定を勝ち取ることができました。
40代前半の同業界の同職種への転職に成功した事例です。この方の転職理由は、お子様の教育のためにシンガポールへ移住したいという思いがありました。この方は非常に専門的な職種であり、そのために求人の選択肢は限られていました。しかし、当社からご紹介させていただいた求人の中の一つで、スムーズに内定に至った事例です。この事例からわかるように、転職活動においては特化した専門職の方にとっては、その分野に特化した求人情報を見つけることが重要です。シンガポールに移住するための転職活動では、限られた求人情報の中から自身の専門性やスキルを活かせる求人を見つけることが成功のポイントとなります。
シンガポールでの生活について(単身者と家族帯同者の例)
単身者
30代の独身で、月収の手取り額が約45万円と仮定します。固定コストとして家賃が最も大きな出費となり15万円程度になります。その他に光熱費、食費、交際費などを含めると、支出はおおよそ30万円程度になり、手元に残る金額は約13万円ほどになるでしょう。家族帯同者
30代中盤から後半で、既婚で子供がおらずパートナーと二人で生活しているとします。月収の手取り額はおおよそ80万円程度を想定します。そのうち半分が家賃となりますが、交際費や食費などを含めると、支出はおおよそ70万円程度になり、手元に残る金額は約10万円となるでしょう。
シングルインカムでの生活も可能だが、ダブルインカムの生活をすることで少し余裕を持った生活が送れるのが一般的です。生活費には個人の好みや生活スタイルによっても差が出るため、これはあくまで一例ですが、以上の生活サンプルを参考にして、自身の収入や家族構成などに合わせて予算を立てると、より具体的なイメージが持てるかと思います。
最後に
シンガポールは就労ビザの取得が簡単ではない国ですが、専門職やマネジメント層の向けの求人があります。東南アジアでも随一の多民族国家であり、世界的に競争力も非常に高い国です。グローバル人材として活躍されたい方にとっては適した国です。シンガポールへの転職を検討する際はご相談ください。
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