海外転職:イギリスで暮らす
一般的にロンドンの物価は高いと言われています。住居も東京のワンルームマンションとほぼ同額となり、他人と共同生活をするフラットシェアの形態も数多くあります。
地下鉄・バス料金や公共料金は、毎年10%前後の値上がりが続いており、20~40%となる高額な所得税も考慮すると決して「楽な暮らし」ができるとは言えないでしょう。
一方で、社会福祉制度の充実や、博物館や美術館が基本的に入場無料であるなど、文化的な生活が安価に楽しめるという一面もあります。
海外転職:イギリスの住居
賃貸物件に滞在する場合、カウンシルタックスと呼ばれる住民税や光熱費などは個人が払う。
一般的に不動産会社への礼金は不要だが、1ヶ月~3ヶ月の敷金(Deposit)が必要。 Depositは退去時にクリーニング費用などを差し引かれた後、残金が返還される。
家賃は単身用(ワンルーム・1DK)の場合は£1300~£1500/月。
シェアハウス(キッチン、リビングルーム共有)も一般的で、その場合は£700/月~。
家族用(2DK以上)は£1800~。
ロンドン中心部は大変高く、ロンドン以外では相場は上記より低い。
海外転職:イギリスの交通事情
ロンドンは地下鉄・バスなどの公共交通機関も発達しており、どこにでも行けるが、遅延・キャンセルも頻発するので、事前の運行状況確認が推奨される。
地下鉄の運賃はゾーン制と時間帯別運賃を採用している。プリペイド式のOyster Cardを利用すると、紙の切符より安い運賃が適用される。
深夜でもナイトバスがロンドン全域の要所を網羅しており、終電を逃してもタクシーに頼らず帰宅することも可能。タクシーはメーター制で初乗り£3.8(約600円)。それ以降は距離や乗車時間により上がる。ミニキャブやウーバーも普及している。
海外転職:イギリスの医療
6ヶ月以上滞在する方は、公共の医療機関NHSが利用できるため医療費が無料になる。
日本語が通じる有料の医療機関を利用するケースも多いが、現地の無料医療を利用する方も多い。
海外転職:イギリスの食費
ロンドンには日本食レストランや日本食料品店(特に北部・西部)が多く便利。
一方で外食は内容に比べ高いので、ランチは持参する場合が多い。
テイクアウェイは豊富に揃っているが約1000円~2,000円 と高め。パブ飯と呼ばれるパブでのランチは手頃感はあるものの2,000円~3,000円程。日本食レストランでの着席した夕飯は5,000円~20,000円 程度。カフェでのコーヒーは400円~450円。
海外転職:イギリスの教育事情
大まかに分けて、日本人学校、英国現地校(私立)、英国現地校(公立)等の選択肢がある。
英国現地校では5歳までNursery School, 5歳から11歳までPrimary School、12歳から16歳までSecondary School, 17歳から18歳までAレベルと呼ばれるシステムに所属。
Actonにある日本人学校:学費は年間約30万円。その他入学金や施設使用料がかかる。
英国現地校(公立):学費は無料。選抜制の学校と、学校に近い住民から順に入学できる学校とに分かれる。
英国現地校(私立):学費は年間で150万円から200万円程度。選抜制。
*International Baccalaureate を取り入れる私立校もある。*英国現地校に通う日本人子弟は、土曜日のロンドン補習授業校(Acton,Brent,Croydon)に通われる方も多い。
海外転職:イギリスの生活費シミュレーション
<月収 £1,700(税込み) の場合 -単身でロンドンに滞在->
※£=英ポンド=約160円(2023年1月現在)
住居費(ルームシェア) | 600 |
食費 | 70 |
光熱費・水道費 | 140 |
通信費(携帯電話、インターネット) | 70 |
その他雑費・交際費等 | 150 |
交通費 | 124 |
所得税 | 340 |
貯金 | 206 |
計 | 1,700 |
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